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2010-06-17(Thu)

運命石の扉の中へ

いや~、もうね、シュタゲに関しては褒めちぎるしかないですわ。
元々ニトロプラスのゲームは大好きだったけど、5pbの千代丸とのコラボ
ということでその威力は未知数だったんだよね。
ゲームデザインのほとんどは千代丸らしいね。ツイッターで前に千代丸が
「新たなADVの形を模索している」事を呟いていたけど、結局はシュタゲも
ADVの枠は出ていない。だけどADVだから描ける作品世界を展開していて
とてもジャンルに合った物語だったと思う。

MASHの歴代殿堂ADVと言うと『EVE バーストエラー』や『YU-NO』、
近年では『Ever17』などが有ったけど、どの作品もADVというジャンルの
特性を巧く使っていることが見て取れるだろう。
ADVの中でもサウンドノベルのようなプレイヤーの意志が物語のほとんど
介入しない作風の物も多いけど、『シュタインズゲート』はプレイヤーの
意志が物語りに変化を起こし、「ゲームをやってる」感覚がシッカリある。
そのシステムの構築に今作の“フォーントリガー”が一役買っているのは言うまでもない。

ADVには選択肢が出て分岐する作品が一般的だが、このシュタゲ、
選択肢というものが明確に出ず、分岐アクションは全て携帯電話によって
行われる。ケータイの機能としてメールの送受信、通話などあるが、
それらの行為がこの作品での“選択肢”となっている。
メールを受け、それを「どのように返信するか、または返信しないか」によって
物語は分岐し、掛かってきた電話を取らないことによっても分岐する。
ケータイは随時Xボタンで取り出して閲覧が可能だ。
ただ、飽くまでフラグ立てアイテムだけあって、いつでもメールや電話を
掛けたりすることは出来ず、大体決まった場所でアクションを起こすことになる。
このケータイでのアクションを今この場所で起こせばどうなるかってのが
明確に分かるので、周回プレイ時もフラグを見失うことなくプレイ出来る。

物理学などに関する専門用語、また2ちゃん用語が膨大に登場するが
それらにはほとんどTipsが収録されていて瞬時に意味を閲覧可能。
これらの検索機能とレスポンスが絶妙で、システム周りにも抜かりは無い。
ADVだからただAボタンだけ押してればいい感じを受けるが、これが実に
コントローラーを駆使して進めていくことになる。

物語も“起承転結”がハッキリしていて本筋は一本道なので
今自分がすべきことが明確に解り、それに沿って行動を起こせるのが
当たり前の事なのだが爽快感がある。
特に物語の“承”に当たる部分がジックリ描かれているので、
物語への没入感と登場人物への感情移入は相当深くなる。
全何章構成とはここでは言わないが、4章までは“承”であると言っておこう。
5章辺りで「え?」と驚く暇も無いまま6章で号泣してました…orz

主人公の岡部倫太郎(通称オカリン)は物理学専攻の大学生で
仲間内でヘンテコな発明品を開発するサークルを主催していた。
のんびり屋で幼馴染みのまゆり、スーパーハカーで友人のダル、
そこへ天才少女の紅莉栖(くりす)などが加わり秋葉原にあるラボで
毎日ワイワイとヘンテコな発明をしていくのだが
ひょんなことから偶然にもタイムマシンを作ってしまう。
そのタイムマシンは最初、「過去にメールを送れる」という機能しか
無く、その機能にも条件の制限付けが有ることを突き詰めていく。
そのタイムマシンを改良していくに当たって更に機能が増え、
色々調べていく内に国家レベルの陰謀に巻き込まれていってしまう。

ここで重要な存在としてSERN(実際はCERN)、IBN5100(実際はIBM5100)、
ジョン・タイターなど実在の機関や人物などが挙げられる。
wikiを見て貰えれば解ると思うが、これらの物がそのまま作中に登場する。
実際、IBM5100にはそのPCでしか構築・解読出来ないプログラム言語が
あったみたいだし、ジョン・タイターも実際にネット上に存在した。
MASHはこれらのことは知らなかったけどナリオから聞き、
「あとでwiki見てみ?」って言われてたから調べてみたら作中とほぼ
同じ扱いで驚いた。まあ、ゲームがこれらの要素を素に作られてるってだけ
だろうけど、その“実話”と“創作”の融合具合が絶妙で非常に興味深い。

登場人物もかなり良かった。嫌味なキャラが居なかった。
主人公のオカリンは中二病で自分の事を「鳳凰院凶真」と言ったり、
痛々しい造語での発言が多く、第一印象はかなりヒドイ事になっているが、
物語を進めて行くうちにオカリンという人物像が見えてきて、
その言動全てに意味があったというのが解ってくるとかなりクる。
実は結構真面目で自重も効くし何よりも仲間想いな性格が好印象。
かなり等身大の一般的な学生なので主人公への感情移入は自然に出来るかと。
難しい専門用語が飛び交う中でまゆりのおっとりした物言いとかも
その場を和ます良いオブラートになっていたり、ダルもただのオタではなく、
PCやメカに強いという特技もありその存在感は大きい。
紅莉栖もだんだんとお茶目な本性が明かされていくのが可愛かったw

そうして一通り全キャラへの感情移入が完了し終えた所に、
物語の“転”が来て一気に絶望のどん底へ叩付けられます。
この衝撃は凄まじい。まるで脳を直接ハンマーで殴られたかのような
直球で鋭い衝撃をプレイヤーに与えます。
声優の演技の巧さもあってか、涙を堪える作業が大変でした…
いやもう、最初にやってきた衝撃が物凄くてゲームを途中で止められず、
久々に徹夜してしまったくらい。ナリオにも最初から言われていたが
「普通にやったらまず最初のエンディングは途中下車になる」
まさにその通りだ。「普通にやったら」というのは「普通の精神なら」
という意味だったようだ。あの選択肢はキツ過ぎるだろ…
それからプレイヤー(オカリン)は事ある毎に運命の選択を迫られる。
求めている結末が二択になってしまったら?
そのどちらも切り捨てられないとしたら?

最初にも言ったけどこのシュタゲ、シナリオは基本一本道です。
一本の筋がちゃんと通っている物語がある。
が、プレイヤーは最後まで行き着くまでに何度も途中下車をする
ハメになるだろう。こういう形式を取ったADVって今までに
あまりやったことなかったから結構キたよ。
そして、紅莉栖の本ルートやっとクリアし終わったー!と思って
エンドロール眺めていた時のあの演出…
ADVやってて声が漏れるとは思ってませんでした…orz
それ程衝撃的な演出が入ってきやがりましたよ。
あまりに驚きすぎてプレイする手を止め、ダッシュボードに戻って
きてしまったくらい。いやいや、ホントあれは反則過ぎだろ?
このシュタゲ、プレイしていて偶に声が漏れてしまうことが多かった。
「おいおい、マジかょ…」「ちょっっっと待ってよ~~~…」などw
普段独り言の癖とかは全く無い自分なので結構ショックw
それ程このゲーム、驚かされる展開と演出が光ってました。

プレイする前にナリオから
「プレイ前にマケプレのシュタゲのアイコンは見ない方がいい」と
釘を刺されていたMASHさん。クリアしたのでアイコン見にいこー!
良いの有ったら買っちゃおー!やっぱ鈴羽かなー?と意気込んで
マケプレにアイコン見に行きました。
あ、ふぅ… ネタバレにも程がある!!
購入候補一位だった鈴羽にもキツいネタバレ絵柄が有ったので買えず、
オカリンと紅莉栖は人気有りすぎそうなのでパス、じゃあまゆりかな~
と見たら、トラウマ級の絵柄があったのでソッコでパス!
で、ダルのアイコンを買いました… 別にいいょ? ダル好きだし?

え~、これからプレイ予定の人は絶対にマケプレのアイコンは先に見ないで下さい。
それとPVやOPムービーもジックリ凝視するのは止めた方がいいです。
プレイ後だと解る色々なネタバレやカタルシスが存分に含まれていますゆえ…
じゃあいつものお決まり文句で締めたいと思います。
シュタインズゲート、紛う事なき傑作ADVで殿堂入りです。お美事でございました!!

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